貼り紙、つくった。全国の温泉、公衆浴場関係の方、ぜひ、ご活用ください!!!! pic.twitter.com/muPpReF1jx
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) June 17, 2014
なかなか過激な提案ですな。
刺青を入れている人への入浴拒否は人権侵害だというご指摘です。ちなみに差別主義者お断りという記述は本音というより主張のための皮肉だと思うので、そこに過度につっこむのは無粋かと。
難しいのは、この問題を論じている人のほとんどが銭湯経営者じゃないことです。世の中の大抵の人は銭湯経営者じゃないので当然ですが。
だから、社会を変えようという議論が、コストとリスクを背負う人たち抜きでなされるという問題が生じます。結局は銭湯経営者だけが貧乏くじひく状況になっちゃう気がするんですね。
例えばですが、「刺青入浴拒否は人権侵害だ!」という1万人が100万円ずつ拠出すると100億円になります。これを刺青入浴拒否を取り下げて不利益を被った事業者の保障にあてるというのはどうなんでしょうか。不利益が全くなければ運営費ひいて99万円戻ってくるという形で。
そうすると入浴拒否関係なく「不利益がー」と訴える事業者もでると思うので、それをどう線引きするかという問題が生じますが、それも運営でうまくやれませんかね。「暴力団関係者とそうでない者の線引き」よりはまだ簡単な気がします。
人権問題の提起と、実際に銭湯をどうするかの間に溝があることは理解しています。
また、これが銭湯だけの問題ではないことも理解しています。
さらには当然、暴力団関係者の方の人権も尊重されねばなりません。
ただこの手の議論はいつだって、日々その問題に直面している方々が可処分所得と可処分時間を奪われる話になるような気がします。当然現場からの反発があり、それぞれの擁護派が形成された挙げ句、話が噛みあわないまま末節をdisりあって時間と労力を浪費するよりは、一歩進める分良いんじゃないのかなあ。
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