「我、太平洋の架け橋とならん」とは新渡戸稲造の言だが、俺のアプリもまた太平洋を越えたことがある。カリフォルニア在住の若者に絶賛されたのだ。
130年前と異なり、今では情報が太平洋を越えるなどありふれたことではある。だがそれでも"the best app ever"との評価に腹の底からの喜びがあった。
「太平洋の橋」とは、日本の長所を海外に伝え、海外の長所を日本に伝えることだ。良いところを伝え合えばともに成長し互いに敬意を払いあえる。
商売でも飲み会でも、知らない奴より知ってる相手とがうまくいくに決まってる。リスペクトする奴との方がうまくいくにきまってる。海外に日本を知ってもらうことのメリットは大きい。相手国のことを知るメリットは大きい。
そして、130年前はいざしらず、現在はエリート・大企業でなくとも国際交流はできる。俺が個人的に海外に日本を伝えることができるのだ。
こんなアプリを作った。
歌舞伎カメラ/KabukiCamera
我ながら馬鹿げたアプリだと思う。しかし130年前と違って情報伝達の回線には空きがある。くだらぬ馬鹿げたものを送受信する余裕があるのだ。
趣味とジョークのやり取りは肩を組み杯を交わすような、旧来の友とのような交流を可能にすると俺は思う。
2020年のオリンピックが、日本が海外との交流を密にするひとまずのピークになるのは間違いない。それまでの6年間、俺は、くだらない日本発アプリを海外に発信しようと思っている。
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